せっぱ!
つづき。
アイホンの目覚ましで目が覚める。パチクリ
昨夜の宴前に飲んだヘパリーゼが実力を発揮し、二日酔いにはならなかったです。セーフティ
集合時間は10時30分ロビーだったので、9時30分に起きれば、シャワーでウォウォして荷物整理して
余裕だな。と思って時計を見ると10時過ぎでした。タイムリープでもしたのかと、時をかけるおじさんに
なっちゃったのかと、アイホンを見ると10時びったりにアラーム設定して寝てました。ヨーソロー
まぁ、とにかく臭いのでシャワーを浴びて、準備を済ませなんとか時間に間に合うように部屋を出れました。
出る前に窓から1枚パシャリ。
快晴ですな。やはりライジンガーの中に晴れ男が潜んでいる。
ロビーに行くとボビーが居た。ウソ RED&goruがすでに準備を済ませてリンゴジュースを飲んでいた。
GREY君も時間ギリギリガールズで合流。点呼を取って車に乗り込む。ヒヤウィゴー
カッコイイベンツを横目にREDがチョイスしたお店は、これまた鼻血で話題の「美味しんぼ」に乗っているそば
「津軽そば」のお店「三忠食堂」というお店でした。
タノモー
朝も早いからか、津軽そばについて店主からレクチャーを受ける。
通常のそばはかつおのかえしだし、だけれども、津軽そばはイワシの頭とはらわたを丁寧に取り去り
さらにそれを焼き干ししたものを使っていて、通常の煮干しの5倍もする焼き干しを使用していると言う
そんなそばつゆだ。さらにはそば自体も茹で上げるのではなく、蒸してから一日寝かせるとか、
にわかには信じられないような手間暇の掛ったそば、それが津軽そばでした。
なんと映画にもなっているようです。興味のある人はチェックしてみてくださいねチェキラ
これが5倍する焼き干し、えぐみや苦みがなく、香ばしさと噛めば噛むほど出てくる味わいが
口いっぱいに広がる。
そしてこれが津軽そば。手前のだしは通常のかつおだしのつゆ、味の違いを感じてもらうために提供してくれた。
奥の佃煮はだしを取った焼き干しとおまめを煮たもの。サービスの様だ。
津軽そばの感想は、もったいないので、おしえません。
おなかも膨れたので、本日のメインイベントである岩木山登山へ。
途中のアウトドアショップでピッケルやテント、シュラフを購入し、ビバーク地まで車を走らせる。
途中、岩木山神社を発見したのでピットイン。登山成功を願って祈願する。
こちらの神社も弘前城同様に、岩木山を真正面になるよう作られていて、素晴らしい神社でした。
石畳をひたすら登ると、
真ん中、木々の間に山がみえるでしょ?
デューン
登ると、
立派な門が。
そして狛犬が縦になってる。遊び心満点。
さらに進むと
じゃじゃーん。お賽銭入れがあったので、二礼二拍手一礼。
帰り道に、これ発見。
本当はお参りの前に身体を清めなければいけないのに・・でもシャワーしてきたので許してもらった。
そして登山へ。目指すは岩木山の頂。声出して行こう。
8合目。
もう足が棒だ。だけども登山家はそこに山があったら登るんだ。とめないでくれ。
ピッケルや杖を駆使し体力の限界を感じつつ一歩一歩なんとか山頂を目指す。
すでに眼下には白神山地や、八幡平が見える。酸素も薄くなってきた、ハァハァ
無心にただただひたすら足を前に進める。
あれが我々が目指す山頂だ。重い足を引きづりながら、それでも一歩また一歩と前進する。
いよいよ津軽海峡が見えてきた。あの先はもう北海道だ。そんな景色をみるとちょっとホッとして
ビバーク地まで頑張れる、そんな気がした。
ついにビバーク地発見。すでにシェルパは我々の到着を今や遅しと待っていた。
ビバーク地はゴツゴツとした岩に囲まれた人の手がまだまだ入っていない自然の脅威溢れる
非常に危険な場所だった。
山の天気は変わりやすいもので、ビバーク地にテントを張った瞬間から天候が大荒れ、
このままだと、このまま下山も視野に入れなければいけないと言う、危機的状況の中
最後のアタックの機会をうかがう。すると天に我々の思いが通じたのか、天候はみるみる快晴に
「今だっ!」
腰の悪いシェルパ(goru君)を残し、3人で山頂へ向かう。
酸素残量が厳しい中のアタックで、3人とも満身創痍だったが、ついに人類初となる岩木山の頂に立つ。
気持ちが良いなぁ。遠くの方に、弘前城らしき緑の塊があって、昨日はあそこからこっちを見ていたのだなぁ、と
感慨に耽った。
ん?
あれ?あれれ?あっちの山のほうが高いぞ?
どーやら道を間違えて、違う山の山頂に登ってしまったようだった。間違っちゃったテヘペロ
まぁこっちも名前のある山、鳥海山という山だったので、勝利だった。ウイナー
まぁ正直岩木山を登る体力はありません。なので数分で登れるこっちの山をチョイスしたのです。
勇気ある撤退ですね。
ここでGREY君が山頂にある岩にあったお金を見つけて、お賽銭を置いていこうと提案。
「おーそーだそれがいい」とバックのチャックを開けた瞬間。
ビューン!と風が吹き、オレの帰りのロープウェイのチケットが飛ばされた。「ゲッ!ヤベ!!」と
慌てていたら、隣でも慌てている男REDが居て、財布を開いた瞬間、チケットが飛ばされた!と騒いでいた。
良く見るとオレのチケットはバックに入っていて、飛んでいったのはREDの帰りチケットだったので、
ほっと胸をなでおろし、「大丈夫、大丈夫、ロープウェイのおじさんに説明すればたぶん乗せてくれるでしょ」と
他人事のように語る自分に、この大自然を前に人間とは実に醜い生き物だと感じた。
正確には人間は、というか「オレは」だね。ムフ
帰り。
帰りは仲良く2人乗り。
楽ちんだよ。
楽ちんちんだよ。
到着。
記念に展望台でパシャリ、パシャリ、
やっぱりつづく。